会津若松市の地域づくりフェスで、空き家活用のミニ講演を聞いてきました

こんにちは。喜多方市塩川町出身、東京在住のWebデザイナーの古川です。

最近、しょっちゅう会津にいる私ですが、2020年2月8日は、鶴ヶ城近くのスマートシティAiCT交流棟で開催された地域づくりフェスに行ってきました。

福島県にある民泊施設の1割強を受け入れる「隠れ家ゲストハウス」

会津若松市内にある「隠れ家ゲストハウス」のオーナーのミニ講演を聞きました。

斎藤拓哉さん、1991年生まれということで、なんと、まだ20代です。福島県二本松市出身で、会津大学進学のため、会津地方に来たそうです。

実は先日、私も東京の若者たちと、「隠れ家ゲストハウス」に初めて行ってきました。

東京の大学生と、福島県の大学生の交流という、私が実現したかったことの一つがそこで実現しました。福島県の大学生たちも来ていました。

そんな、素晴らしい交流の場です。

「隠れ家」があることで周りのお店も潤う

もちろん、斎藤拓哉さんがそんなことを直接おっしゃるはずがありませんが、「隠れ家」のお客さんは、近所の銭湯などから、「隠れ家」のお客さんとして認識されているのだとか。

つまり、知り合いの知り合いということで、好意的に、地元に受け入れられているということですね。

そうやって、「隠れ家」が一つの経済圏を生み出していることが感じられました。

ゲストハウスのお客さんは、日本語がしゃべれないので、夕食をコンビニで済ませたりするのだそうですが、そうならないように、外国人でも行きやすいお店を紹介するなどもされているとのことでした。

宿泊施設が足りないわけではないが、ニーズと合っていない

ここには書ききれないぐらい、興味深いお話だったのですが、中でも私が印象的だったのは、宿泊施設があっても、お客様が求めるものになっていない、というような部分でした。

「隠れ家」は、福島県にある民泊施設の1割強を受け入れるぐらい人が来ていて、もうすぐ2号店を出すそうです。

でも、会津全体の宿泊施設がすごく景気が良いわけではなさそうです。

それは、宿泊施設が、お客様のニーズを捉えきれていないからではないかという話がありました。

「隠れ家」に来るお客様のなかには、ゲストハウスに来たいわけではないけど、選択肢がなくて、ゲストハウスに来ているお客様もいらっしゃるようです。

会津地方には、各地に温泉街があり、かつては宿場町だった地域もあります。

実は、おもてなしが得意な地方なんじゃないかと思うのですが、今は、なにか、本来の会津の良さが失われている気がします。

でも、「隠れ家」が会津若松市内で結果を出していて、その経験をシェアしてくれることで、会津の旅館業が活気を取り戻すといいなと思いました。

それで景気が良くなれば、人が集まってきて、空き家の問題も、いい方に行くのではないでしょうか、そうあってほしいものです。

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古川恵子

喜多方市出身。福島大学卒。都内と福島県でフリーランスのWebデザイナーとして活動しています。小規模なホームページ制作が得意です。会津若松市で不定期に情報発信講座を開講中。講座やグループレッスンなどご相談に応じます。お気軽にご連絡ください。
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