皆さん、こんにちは!
リアライズライターのMAIです♪
久しぶりの記事となる今回ご紹介するのは、全国的にもファンの多い「会津木綿」です。
会津を知る方であれば、いやいや、紹介されなくても知ってますよ、という方がほとんどかと思います。若松エリアなら駅でも、お城でも、どこのお土産売り場でも置いている、ザ・会津土産。
会津のことをあまり知らなくても手芸好きや着物好きの間では有名な、縞柄や無地がメインのカラフルで可愛いそんな会津木綿ですが、王道の使い方は小物や着物です。
しかし小物は既にいくつか持っているし、私は着物で出勤するわけにはいかない21世紀の会社員。そんな私がデイリーに着まわせる会津木綿の服はないものか?ということで、今回は東京にあるANALOG LIGHTINGさんというショップに会津木綿の反物を持ち込み、洋服を作っていただきました!
それがこちら。会津木綿のワンピースです!
会津木綿のワンピースができるまで
会津木綿は会津の代表的な伝統工芸品です。今回の製作で、デザイナーさんと共に真っ先に頭を悩ませたのは、やはり会津木綿が伝統工芸品=着物用に作られた生地であること、でした。
着物のシルエットはIラインなので、真っ直ぐな布をそのまま繋ぎ合わせて作ることを想定しているため1枚の布幅が広くある必要がありませんが、同じ幅で洋服を作ろうとすると、どうしてもデザインに制限が出てきます。
さらに今回選んだ生地は縞柄。ジレ使いもできるワンピースのようなデザインのものが欲しいけれど、着物のように縦のラインを強調する使い方をすれば、あたかも着物のようになってしまう。
縞柄の可愛さを活かしつつ着物っぽさが出ないようなデザインを、ということで提案していただいたのが、今回のアシンメトリーデザインでした。
そしてもう一つ、会津木綿ならではの丈夫さが生むハリ感が悩みどころでした。
同じAラインのワンピースでも、普通のAラインで作ってしまうと柔らかいレーヨンやポリエステルなどのような落ち感が出ず、やや膨張気味になってしまったり「強そうな」シルエットになってしまうのでは?というところを心配していましたが、そこはデザイナーさん。
生地の取り方を工夫することとベンツ(いわゆるスリット)を入れることで、動きのあるデザインを提案していただきました。
デザインが固まったらパターンをおこし、トワル、と呼ばれる仮縫いの状態での微調整を経て、待ちに待った仕上がりが届きました!
Let’s Styling !
今回のオーダーではデイリーに着回しできるものが欲しかったので、オンとオフそれぞれの使い方を考えてみました。
せっかくお気に入りの会津木綿で作った洋服。ヘビロテしたいですからね!
それでは、Let’s Styling♪
写真には出てきませんが、インのトップスにニット、ボトムにワイドパンツやレギンスを着るパターンもやってみたいと思っています♪
また、今回作ってみて思ったのは、会津木綿は異素材との組み合わせがとても映える。ということでした。
個人的にはレザーやフェイクファーなどとの組み合わせが好きなのですが、メタリックなものとの相性も良いのでは?と思っています。
組み合わせや使い方次第で、たくさんの表情を見せてくれる会津木綿。着物でも洋服でも小物でも、まだまだ可能性を秘めた素敵な素材です!
今回はショップに依頼して作っていただきましたが、お裁縫スキルのある方は是非ご自分でも色々作ってみてくださいね♪